1990年 長崎県生まれ、ほぼひとりメーカー。 大学2年の頃、エンジニアと共に実験的なモノづくりをするVITROを立ち上げる。VITROは試験管を意味し、実験的なプロダクトでワクワクする生活風景を生み出すクリエイティブファーム。デザインやアート、テクノロジー、コピーライティングなど異なるバックグラウンドを混ぜ合わせながら「実験と発見」をコンセプトにプロダクトやサービスを試作。鉛筆の万歩計や線香花火のような照明、Arduino互換基板などを制作。 高いけどいつか欲しいから頑張って稼ごう!と思えるモノを作ったり、 モノづくりを通じてワクワクする生き方の提案を目指す。
Ryoji Takahashi WEB :https://www.ryojiric.com/photo
CREATIVE METHOD
はじめてミラノサローネに参加した際、多くの素晴らしい作品と触れる中で、
テクノロジーを形態に翻訳することがワクワクするようなプロダクトや生活像につながると感じ、
エンジニアやテクノロジストと作品製作を行っています。
テクノロジーとデザインの掛け算や専門性の異なる複数人でモノを生み出す際、
クオリティの担保や製作プロセスに問題が起こり、
アイデアを形にすることを諦めそうになります。
結果、イノベーションや新規性の高いサービスが生まれにくい矛盾が生まれてしまう。
それは、人前に出すモノは完璧ではなければならない。
他人に笑われてしまうのではないか。
など不安が原因だと考えます。
そこで僕の製作の姿勢は、
「まずはクオリティーよりアイデアを実現することを大切にする」こと。
極端に言えば、展示会でプロトタイプが動かなくとも、
エンジニアやテクノロジストを責任はなく、
新しいチャレンジしたことが評価に値することだと考えています。
テクノロジーや建築、マーケティングやアート、デザインなど、異なる思考を混ぜ合わせ、
アイデアを試行錯誤。驚くべき発見を生む試験管のようなブランドを目指しています。